ようやくサハラ砂漠横断の旅を終えて目的地のダカールに到達!
このダカールの目的は,
①サファリで動物観察が可能なら動物観察に行きたい!
②もう少し時間があるならセネガルに囲まれた謎の国家・ガンビアに行ってみたい!
大きくこの二つです.
果たして,目標を達成することができるのでしょうか?
この記事は【モロッコドライブ】及び【アフリカ西岸南下の旅】の続きの記事になります.
2017年3月の旅行の日程はこちら↓
【2017年3月20日】セネガル宿泊1日目!…にして少し不穏な雰囲気…
ホテルの選び方には注意!せっかくの旅行で嫌な思いをしないために…
シャワーの水が出ない…ひもじいな…
とりあえず朝8時前に目を覚ましたので,シャワーを浴びることに.
すると…あれ?いつまでたってもお湯が出ない?
それでも待つこと数分,ようやく「僕,お湯だよ!」と言う雰囲気のお湯よりの水が出だしましたので,大急ぎでシャワーを浴びました.
…しかし,nanaが浴び終えてKの順になった頃には,キンキンに冷えた水が出てきましたけどねー.
寒さにガクブルしながら浴び終えて,いざ朝食ビュッフェです.
フランス圏のホテルの朝食は質素なことが多いです.
特に老舗では「コンチネンタルブレックファスト」つまりカフェオレ一杯とクロワッサン,ついていてゆで卵ぐらいということも…
本日の朝食はそれよりは幾分豪華ですが,大食いのnanaは心なしか不満そうでした(笑).
中級ホテルは立地に注意!嫌な目にあってしまうかも…
朝食を食べながら周りを見渡すと,少し違和感.
客層は男性の白人,しかも中高年以上ばかりです.
私はそれを見て「あ,泊まるホテルを間違えた!」とようやく気がつきました.
実は昨夜も少し怖いことがありました.
というもの,到着した直後にホテルの前に数人の黒人女性がたむろしていたのです.
スラム街にあるホテルの入り口にいる女性といえば,売春婦またはスリです.
もし泥棒さんかなぁと疑わしい人を見つけた場合,
しっかり顔を見て「君のことはちゃんとわかっているんだよ!」というサインを送るといいです.
顔をじっと見てやると,泥棒さんたちは気づかれたことに気づいて大概スリを諦めて去っていきます.
ですから私はめっちゃ目を見て警戒光線を放ってホテルに入りました.
しかし,彼女たちはおどおどする感じがありません.
スリではないということは…ああ違う訪問目的ね….
ホテル入ってチェックイン手続きをしていると,白人の太ったおじいさんが上層階から降りてきました.
チェックインが終わって上に上がろうとしたら,彼は外にいたはずの黒人女性といつの間にか腕を組んでいました…
中級ホテルの選び方:口コミを参考にしつつ,立地にも気を付けよう!
東南アジアで一人旅する場合あまり高いホテルには泊まりません.
なお,極端な安宿は金品の盗難被害の恐れがありますので,大体は中級ホテルです.
しかし,中級ホテルは立地によってはいわゆる女性を買う前提の宿であることが結構あります.
実際に足を運ぶと「これはヤバい」と気付くものですが,ネット予約するとわからないこともままあります.
予約時には口コミなども見ておく必要があります!
ナミビアで口コミを見ないで宿を予約して,予想だにしない事態に陥り,かなり痛い目を見たことがあります…またこのお話は後日に.
ちなみに,足を運んでもわからない事例もあります.
例えば韓国でハングルがちょっと読めるような人がハマりがちな事例が「ヨーインスク」です.
田舎にある場合は2畳ぐらいのお部屋に布団だけ置いてあるという激安宿があり,それは「旅人宿」と書いてヨーインスクと読みます.一方,ソウルの場合は「女人宿」と書いてヨーインスクです.
間違って泊まると,宿泊者が男女どちらであろうが一晩中ドアをノックされ,周囲の部屋からの悩ましい声に音声多重放送で悩まされる羽目となります!
なんてったって部屋は2畳ほどで旅人宿と全く同じ規格ですから…お気をつけくださいね!!
さて,ここに長居は無用!
私たちは朝食後部屋のWiFiで,キングファラドホテルという高級ホテルを予約しました.
このホテルは国連の関係者がよく使うホテルで,国連の食糧部門の西アフリカ本部事務所がすぐ近くにあります.
ダウンタウンへの移動はタクシー一択で不便ですが,安全には変えられません.
因みに,ネットの当日割引を利用すると,現在泊まっているホテルと料金的にあまり変わりませんでした…._:(´ཀ`」 ∠):
スラムホテルよ,さようなら!
見晴らしの良い山頂にぽつんとそびえ立つ『勇猛果敢な像』
とりあえずホテル前にいる運転手と交渉してファラドホテルへ.
途中,巨大な像の横を通過するときに,運転手さんが「あれは北朝鮮から友好のために送ってもらったものだ」と教えてもらってびっくりです.
のちに調べてみると,像の名前は「アフリカ・ルネサンスの像」というらしく物議を醸す像だそう.
現地の黒人さんたちの笑い声や車の音が行き交うカオスで活気のある町を走っていると,突如出現する『勇猛果敢な像』.
『勇猛果敢な像』は見晴らしの良い山頂にぽつんとそびえ立っていました.
明日はサファリに行くぞ!オー!!!
キングファラドホテルに到着!
ただ,まだチェックイン時間ではないため,荷物を預かってもらって,明日のご相談.
サファリに行って動物に会いたい!!
という,nanaの強い希望により,明日の予定はサファリに行くことに決定!
ホテル内にある旅行代理店で,サファリに行くために車を借りれないか,時間的に無理ならサファリの個人ツアーを組めないか,相談に行ってみました.
旅行代理店
サファリを本格的にやりたいなら最低2泊3日でニコロコバに行くのがいいぞ!
だけど,ニコロコバに行くとかなり忙しいし,自力で行くのは難しいよ.
ガンビアの方が近いけど,レンタカーで国境は越えられないからね…
明日1日だけなら,バンディア自然動物保護区とピンクレイクのツアーを用意してやるよ!これでどうだい??
まあ,自分たちで運転したかったけど,お値段も高くないし是非そうしろと言われて結局,運転手さんつきで車を借りることにしました.
あまり,私たちのようなキツキツの日程でセネガルを観光する人はそう多くないとは思いますが(笑),
『セネガルで是非サファリを楽しみたい!』という方は,セネガルで3, 4泊することをおすすめします!
これで明日の予定が決まって一安心!
さて,まだ時間があります!
セネガルを観光するぞ!ということで,ダウンタウンに向かってみることにしました.
移動手段は,ここだとタクシー一択です.
公共交通機関のバスはありません.
ダカールの人気の観光地,ゴレ島に行ってみた!
【ゴレ島】フランス植民地時代の歴史的な建築物が立ち並ぶ島
タクシーに乗って,とりあえずダカールのダウンタウンの中心,独立広場のロータリーまでやってきました.
セネガルの3月というと,比較的涼しい季節ではあります.
と言っても, 1年で最も寒い2月でも平均最低気温は18℃,最高気温25℃と東京の6月くらいの気温!
さすが,赤道が近いだけあります.
今日は雲は薄く広がっているものの,雲を押し除けて容赦無く日差しが照りつけてきます.
暑さに耐えきれず,スーパーで水とシャーベットを購入.
エネルギーを充填して,以前から行ってみたかったダカール沖合に浮かぶ島,ゴレ島へ行くため,フェリーポートへ向かいます!
上の地図のダカール=プラトーの東にある島がゴレ島です.
ゴレ島はフランス植民地時代に奴隷貿易で奴隷をアメリカ大陸へ商品として送り出すときに奴隷を最後に留めて置いておくための島です.
今では当時の歴史的な建物を見れたり,西アフリカの画家たちが集まる芸術の島として有名です.
セネガルにきたら是非足を運んでおきたい観光地の一つです.
いざ!船に乗って出発!
ゴレ島に到着!
ゴレ島が見えてきました!
島を覆うように建物が並んでいるのが見えます.
船に乗るとものの30分もしないうちにゴレ島に到着です!
フェリーポートを出ると様々なお土産屋さんが軒を連ねています.
nanaはあっという間にお土産屋さんのおばさんたちの餌食になってしまいました.
面白かったので,しばらく放っておこう!…とすると,nanaの目の鋭さが尋常でなくなってきたので,急いで救出!…早く機嫌をなおしてくださいまし(汗).
お土産屋さんゾーンを抜けた後,ゴレ島の歴史地区に入ります.
ここは奴隷を一時期入れておくための牢屋が並んでいます.
人々の生活感あふれるゾーンがその上に続いていましたが,そこにも当然のようにお土産屋さんが並んでいました.
そしてここにはなぜかアヒルがいっぱい!…おいしくいただかれてしまうんでしょうけど.
ヤギもそこらじゅうを歩いていました(笑).
島の一番標高の高い場所までやってきました.
ここまでくると流石に観光客もまばらです.
見上げればさらに高くをトンビが飛んでいました.
セネガルのご飯は羊肉料理が多め!美味しいです✨
ゴレ島観光を終えて独立広場に戻ってきたところでもう夕食時間です.
実はKは以前にダカールの国連関係者に連れてきてもらったローカルのご飯屋さんが美味しかったので,そこを再訪したかったのですが,残念ながらこの日は定休日でした.
「ああ,開いてないねー」と言っているのを近くの店の人に見られ,「うちに食べに来い」と.
そこでそのレストランに入ってチェプジェンというセネガル伝統の炊き込みご飯…を頼もうとしたらないと言われ,羊の串焼きやらプレヤッサという煮込みのご飯かけを頼んでお腹いっぱい食べてきました.
西アフリカは実は米食文化を持つ国が多く,辛いのを除けば案外日本人の口に合う料理が多いですね.
帰りもタクシーを使ってようやくホテルに帰ってきました.
結び
モロッコから寒いバスの車内で18時間耐え,
地雷原を越え,
ギャングに賄賂をたかられながらセネガル川を越えて…
ついに,たどり着いたセネガル!
なんて普通の旅なのでしょう!
明日はnanaの初サファリ!
本格的なサファリには行けませんが…どんな動物に会えるのか楽しみ!
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